辰彦の日記

一介のサラリーマンが、人生の記録と、文書の練習のために書くブログ

中伊豆・修善寺旅行(2020年11月5日~6日)

1日目~天城越え河津七滝巡り~

 とにかく自然に触れたい願望と、GoToトラベルキャンペーンの活用のため、ひとりでぶらりとなんとなく中伊豆・修善寺付近へ行くことに。

ルートはTAC出版の「おとな旅プレミアム 伊豆 ’19-’20年版」を参考にした。

 

1日目ルート

修善寺駅(しゅぜんじえき)

 ↓バス33分+徒歩7分

①浄蓮の滝(じょうれんのたき)

 ↓徒歩7分+バス9分(浄蓮の滝~水生地下)+徒歩35分

②旧天城トンネル

 ↓徒歩35分+バス5分(二階滝~水垂)

河津七滝(かわづななだる)

 ↓徒歩1時間30分※滝巡り1時間含む

河津七滝ループ橋(かわづななだるループきょう)

 ↓バス8分(上条~湯ヶ野)+徒歩3分

伊豆の踊り子の宿 福田家

 

修善寺駅

中野駅から4時25分の中央・総武各駅停車に乗り、東海道本線小田原駅熱海駅三島駅と乗り継ぎ、伊豆箱根鉄道駿豆線修善寺行)から終着駅である修善寺駅に着いたのが7時45分。

8時30.分の東海バスに乗る予定なので、2400円で天城路のバスに乗り放題となるフリーパスを購入。ちゃんと計算してないけど、たぶんお得だし、バス代を払う手間を考えると今回の旅の必須アイテムであった。

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浄蓮の滝

「日本の滝百選」のひとつに選ばれている名瀑。朝9時ころだが、誰も観光客はおらず、マイナスイオン独り占め状態で、この日はじめての滝ということもありたいそう癒された。鱒釣場も併設されており、釣り好きの深沢さんと来ても面白いだろう。

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旧天城トンネル

バスのタイミングが合わずに、道の駅「天城超え」で時間をつぶす。普通のバニラソフトにその場ですりおろしたワサビをたっぷり乗せたわさびソフトクリームと、悲しいくらいお肉の少ない猪丼定食を食べた。わさびソフトクリームは、自分で口に突っ込むワサビの分量を調整するので、ちょいちょい調子に乗って大量のワサビを摂取しては涙を流しながら平らげた。

旧天城トンネルまでは、バス停から30分以上歩く。11月とはいえ、天気も良く、いい汗をかきながら自然を堪能。やっとこ着いた旧天城トンネルは、全長445.5mの石造道路隧道で、日本最古の石造りトンネル。1900年ころに、当時のお金で総工費10万円をかけて建設し、1998年には国の重要文化財にも指定されている。中はひんやり冷たく、トンネルから覗く外の景色は、緑と陽光が映えて、確かに美しい。伊豆の踊子の舞台や、千と千尋のモデルにも使われているというのも納得である。あと、後々知ったが、日本でも有数の心霊スポットでもあるらしい。おいおい。全く気付かない私には、やはり霊感がないことを再認識した。

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河津七滝

河津七滝を片道約1時間かけて巡ることが出来る全長850mの遊歩道を歩く。途中には、46mの吊り橋や伊豆の踊り子像、大岩成就(小石を乗せると願いが叶う大岩)があったが、後半は歩き疲れ、滝のありがたみにも飽き始めて、だいぶおざなりな観光となった。大岩成就では、家族の健康と、幸せな結婚を願い、小石が乗るまで100円を払って6投目にして成功。前者だけでも叶えてください。

遊歩道の終点(河津方)にある七滝茶屋で昼食。猪鍋定食は野菜たっぷり栄養満点感があり美味しかった。

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河津七滝ループ橋

天城越え」の国道414号線が通るループ橋。二重のループで高低差45mをいっきに解消しているそうな。ループ橋は、その構造や耐震性が評価され、土木学会田中賞を受賞しているとか。真下から眺めるループ橋は迫力があり、なかなか見ごたえがあった。シーズンにはループ橋の下に植えられた桜がライトアップされ、ループ橋と桜の景色を同時に堪能できるらしい。 

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伊豆の踊り子の宿 福田家

明治12年(1879年)創業の8室限定の老舗旅館。ノーベル賞作家川端康成の小説「伊豆の踊子」の舞台であり、映画「伊豆の踊子」のロケ地である。6回映画化されたが、全てここ福田家で撮影されたとか。小説の世界で川のせせらぎを聞きながら、非日常感を満喫しリラックスできる。

福田屋には内風呂と露天風呂の二つの風呂があり、どちらも貸切可能。特に、内風呂の「榧風呂(かやふろ)」が最高だった。榧風呂は、創業時からほとんどそのままで、本館の地下にあり、脱衣所から階段を降りると浴槽がある。周囲の壁には模様が入った可愛らしいタイルが貼られ、浴槽の内部は水や湿気に対して腐りにくい高級木材の榧(かや)を使用した造りになっている。

料理は地元食材を生かした金目の煮つけ、カサゴのから揚げ、猪鍋など。ちゃんと調べなかったから、猪鍋かぶった。。。本日3度目の猪を堪能。

宿のご主人がやたら話かけてくれて、疲労困憊の中ロクに相手ができなくてちょっぴり申し訳ない感じ。だがご主人の、「一人で来ると暇でつまらないでしょう」という言葉には傷心したのでそれくらいいいでしょう。彼女つくってまた来たい宿である。

ちなみに宿泊料金は、夕食・朝食付き、17600円が、GoToで--6160円の、11440円に、地域共通クーポン3000円が付くすさまじいお得っぷり。 

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1日目、とにかくよく歩き、よく食べ、自然を堪能し、目的は十二分に果たせて大満足の旅である。

  

2日目~修善寺散策~

 宿から1時間ほどバスに乗り、修善寺温泉街に繰り出す。

 

2日目ルート

修善寺温泉バス亭

 ↓徒歩3分

日枝神社(ひえじんじゃ)・修禅寺(しゅぜんじ)

 ↓徒歩2分

②甘泉楼(かんせんろう)

 ↓徒歩2分

③竹林の小径(ちくりんのこみち)

 ↓徒歩4分

④指月殿(しげつでん)

 ↓

⑤安兵衛(やすべえ)

 

日枝神社修善寺

子宝祈願・縁結びのパワースポット日枝神社でスピリチュアル補充。その後、正式呼称「福地山修禅萬安禅寺(ふくちざんしゅぜんばんなんぜんじ)」の修禅寺へ。どちらも弘法大師空海)によって創建されたが、明治の神仏分離によって分離されたそうな。

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甘泉楼

登録有形文化財を利用したみやげ処。地域共通クーポンを使用して、家族へのお土産を購入。

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竹林の小径

桂川沿いにある約300mの散策路。旅の終盤で疲労していなければずっと見ていたい。嵐山といい、竹林は奥深さ、風情を感じていいものである。

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指月殿

伊豆最古の木造建築物。鎌倉時代北条政子が建立し、修禅寺に寄贈したという。ご本尊の釈迦如来坐像は迫力があった。

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安兵衛

ずがにうどん(1100円)が目当てで来たが、今回の旅の一番のヒット。ズガニとはモクズガニのことで、狩野川でとれたものらしい。カニミソがたっぷり溶け込んだ汁に、ツルっとした細めのうどんが入っている。スープが濃厚で、ズガニ独特の甘みがあり、たいそう美味しかった。また食べたい。

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帰りには来宮神社に寄ろうと思ったが、疲れ果ててまた在来線で終始眠りこきながら帰宅。よくよく考えたら、修禅寺の温泉にも入ってないし、またこよう。いい旅だった。

 

おとな旅プレミアム 伊豆 '19-'20年

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  • 作者:TAC出版編集部
  • 発売日: 2018/11/04
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